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プーシキン美術館展

いつものように銀座線で表参道から新橋まで乗るのを、ふと電車の宙吊りにたくさん飾られている赤の日展のポスターに目を奪われ、そのまま上野まで行ってしまった。

上野駅に降りると、秋晴れのいい天気で、公園内に入ると、ケヤキの木から落ちてくるたくさんの枯葉がくるくると風に舞って、きらきらと光っていた。
すれ違う夫婦やカップルは楽しそうで、映画のワンシーンのように、すべての人の顔が鮮やかに輝いて見えた。
秋風に吹かれてベンチに座って、ストーリーを考えた。今週の課題は”宿命”である。誰にでもある宿命と言ったら、やはり「老化」ではなかろうか。「老いる」ことを拒み逃れようとする男と―「老い」を受け入れようとする女の恋愛を考えた。
 
その後、公園内を気持ちよく歩いて、東京都美術館に向かい、マティスの「金魚」の鮮やかなポスターに惹かれて、プーシキン美術館展に入った。
pushikin
美術館は予想以上に混雑していた。こんなに多くの人が絵画を楽しむために足を運んでいるんだという事実を知り、先生が言っていた「もっと素敵な音楽を聴いたり、素敵な絵を観たりしたほうがいいんじゃないか?」という言葉を思い出し、少し切なくなった。そして、多くの人が芸術を感じたいと思っており、その威力を改めて実感した。

特に印象に残ったのは、20世紀初頭のフォーヴィスムと呼ばれる、より現実の色に捕らわれず、主観的な感覚を表現するために鮮やかな色彩を使ったとされる時代の、ドランの”水差しのある窓辺の静物”だった。
窓際に水差しが置かれていて、外の景色が見えるのだけれど、その空と雲、木々などの景色が現実のものとはかけ離れている感じがなんともいえないのだった。

絵画に詳しくない私も、印象主義から20世紀のキュビズムまでの流れに沿ってどのように絵画に対する趣が変わっていったかというのを知るのにいい機会となった。

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プーシキン美術館展ー美術館のよさはコレクター、キューレターで決まる!-
10月22日から12月18日まで上野の東京都美術館でプーシキン美術館展ーシチューキン・モロゾフ・コレクションーが開催されている。プーシキンについて初めて知ったのは90年ごろ、MOMAで開催された”Matisse in Morocco”展で集められたほとんどの作品がエルミ..
2005.11.13 20:56 | MBAキーワード広告元社長日記
プーシキン展:道化師の動かす世の中
地下鉄に乗っていて、どうも気になるセンスの良いポスター。上野の東京都美術館で開かれている『プーシキン展』へ行ってきました。アンリ・マティスの「金魚」がメインとして打ち出されておりますね。実際に見てみて、それほどの大きさもなく、私にとっては「ほー」という程
2005.11.14 16:16 | double face-d
プーシキン美術館展
プーシキン美術館展国立国際美術館2006/1/11(水)~04/04(日)ロシアを代表するプーシキン美術館の所蔵品の中から、とくに「シチューキン・モロゾフ・コレクション」として知られるモネゴッホからピカソ、マティスまでの、印象派以降のヨーロッパ近代絵画の巨匠たちによる
2006.01.17 23:15 | Art with You & rossa-blog
プーシキン美術館展
「金魚」アリン・マティス           「黒い服の娘たち」オーギュスト・ルノワールプーシキンはモスクワにある美術館で,今回の絵画展は2人のロシア人実業家(シチューキンとモロゾフ)がパリを中心に収集した「シチューキン・モロゾフ・コレクション」の数々。
2006.02.04 20:39 | yuca’s diary 〓
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Comment

double face-d | URL | 2005.11.14 16:19
上野は美術展に向かう人でごった返しています。確かに、あれほどの人が絵をみて何かを感じようとしている。と考えると、芸術ってのは案外その辺にあるものなんだな、という思いと、なにか違うなーという複雑な気持ちになります。
fivesenses | URL | 2005.11.16 23:54
確かに芸術は意外に身近にあるものですよね。しかしながら、本人が意識して見るという行為が必要ですよね。
rossa | URL | 2006.01.18 13:43 | Edit
fivesenses さん。こんにちは☆コメント&TBありがとうございます☆

>印象主義から20世紀のキュビズムまでの流れに沿ってどのように絵画に対する趣が変わっていったかというのを・・・

ほんとですね。楽しく☆そして、ボリューム感もありながら、いろいろ、考えさせてくれることが多い(稀な)美術展ですね。やはり、<審美眼>というか、コレクターの目を通してることが、なにか、<伝わるちから>になってると感じました。
いかにもすごく上質な絵。もう、どうしようもなく惹かれる絵。いろいろでしたね。もう、1度。行きたいです。毎週☆行ってしまうかも?(笑)です。
fivesenses | URL | 2006.01.18 22:28
>rossaさん

そうですね。絵を見ながら、そこには出てこないコレクターの方も想像を膨らませますよね。
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