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ベビー誕生

師走になってしまった。
外はすっかり冬の模様だし、気温もあっという間に低くなって、雪でも振りそうな勢いだ。
でもそんな寒さとはしばらく無縁だった。
久しぶりに開いた自分のブログの最後の更新から2か月。
もちろん、その間書くことがまるでなかったわけでもなく、いやむしろ書かなければいけないことがあったというか、書くつもりがなかったというか、、あとで驚かしてやろう的な些細ないたずら心というか。。要はサボっていたのです。ごめんなさい。

季節感を無視した軟禁生活のせいで、心は衰えていたけれど、身体の方は劇的な変化を遂げ、私という個体の中から新たな個体が産まれたのです。
秋も暮れにかかった11月の下旬。22日のことでした。いつものように、バスに乗って病院へ行くと、女医は私に向かって「いますぐ入院しなさい」と言いました。そして予想を裏切る展開の早さで、あれよあれよとベッドに寝かされ、何本もの注射を打たされた後、夕刻には、子宮口から頭を出し、激痛の中、かわいい男児がこの世に姿を現しました。

まだ傷口がひりひりと、時にじくじくと痛み、座るにも立つにも局部を気にしないではいられない。急激に子宮は収縮を始め、胸はパンパンに張り、便秘になり、出血が絶えず、なぜか食欲だけは旺盛になり、まったくもって身体がついていかない。
すべては12年ぶりのフィードバックの連続。今年の春に告知を受けた時から、それは喜びというより、過去を振り返るばかりの自分の弱さを思い知った。この日が来るまで10カ月。若かりし頃の無茶ぶりは通用せず、医者に安静を余儀なくされ、直前までただひたすらに無事に産まれることを祈って、生き続けていたわけです。

結果からしたら安産だったのだろうと思う。
リビングに飾ってある安産祈願のお守りは効力を発揮したことになるだろうか。
自宅から病院まで車で20分以上という距離では、実際、陣痛が来た時の備えは心配だった。だから、検診の際に入院できたのは幸いだった。
かなりの無理やり感はあったけれど、促進剤を打ってから2時間程で出産できたので、痛みの時間は短くて済んだ。

陣痛室の隣のベッドに寝ていた人が帝王切開で先に手術室に入るという関係上、私は手術室の奥の分娩台を兼ねたベッドに移動することになった。
カーテン一枚仕切られた隣で手術が行われる中、弱い陣痛の合間に、おにぎりを食べさるという経験は、生涯忘れることはないだろう。
朝食以来、何も口にする機会がなかったため、看護師が配慮してくれたのだったが、食べる場所があまりにも特異的すぎた。

手術室でおにぎりを頬張りつつ、慌ただしく動き回る看護師や医師の様子を傍観し、なんとも可笑しなシチュエーションだと、笑いが込み上げてきた。

陣痛は5分感覚くらいになっていたけれど、痛みが中途半端なために、隣の様子が嫌でも耳に入ってくる。医師がついに赤ん坊を取りあげ、泣き声が聞こえてきた瞬間には、私の方が泣きそうだった。
どんな人も、誕生した瞬間は素晴らしい。感動以外の言葉がみつからない。


誕生したベビーは愛らしい。名前を考えるのに苦労した。颯太とパパと三人で議論し、あれこれ候補を出してはボツになるの繰り返し。いまの選挙戦のように選ぶ決定打がないような状態が続いたわけだが、決めないわけにはいかない。

「央晴(おうせい)」君。誕生、おめでとう。




(生まれてから3日後。病院にて)

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Comment

アキロー | URL | 2012.12.02 20:20
ご無沙汰してます。
久々に覗いてみたら、あらビックリ!

おめでとうございます!!
ブログ著者 | URL | 2012.12.03 10:07
アキローさん、お久しぶりです!
ありがとうございます!
かっちゃん | URL | 2012.12.13 23:00
かっ、かわいいー.
おめでとうございます!
央晴君、いい名前やね。
ブログ著者 | URL | 2012.12.14 10:50
名前、ほめてくれるの、うれしい。
なかなか呼びなれないけど、、
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