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怪談の夕べ in 向島百花園

新聞で『怪談の夕べ』という語り部が人気という記事読み、
夏期講習のせいで遠出できない引き籠り気味の夏に
何か残さねばと焦って申し込んだ。

向島百花園は正月に隅田川七福神めぐりで訪れた所で、福禄寿がまつられている。
夏は『虫ききの会』、秋は『月見の会』が行われる風流な庭園。

夜の百花園の入り口で、紫に印刷された花々が描かれた白地の団扇を受け取り中へ。
一歩足を踏み入れれば真っ暗で、雰囲気を楽しむだけでも涼しい。
あちこちではコオロギが鳴き、蚊取り線香が焚かれ、
橙色のあかりがぽつぽつと灯っていた。



庭園内の御成座敷に入ると、入口でサイダーをくれた。
“トーキョーサイダー”とかかれた三角形の瓶はスカイツリー仕様。
炭酸がきいていて、甘さ控えめで、ジンジャーが効いている。
戦後から受け継いできた下町の味がした。



座敷には座布団がひかれていて、観客は50名弱程。
子どもからお年寄りまで年齢層は幅広く、弱冷房の部屋で団扇を仰ぎながら
サイダーを飲んで開演を待った。

プログラムは第3話の語りがあり、1話目は『隅田川七福神』と題する
都内に60箇所以上もあるある七福神めぐりの逸話。
第二話目は『たましいの散歩』。江戸中期の狂歌師が書いた随筆を劇化したものだという
(岡崎柾男著『蜘蛛の呪い』に掲載)。
ある男が怖い夢をみてうなされる。
目が覚めて命は助かったと安堵したが、現実の世界で扉をノックする音が。
人魂のようなものがこちらへ来なかったか、と武士が訪ねてくるのだ。



第三話目は『幽霊殺人事件』。
三味線の生演奏の隣で、一人語りをする気流しの男。
男が主人公の怪談として語り継がれている「小平次」の物語を聞かせてくれた。
(岡崎柾男著『江戸の闇・魔界めぐり』、『猫の花魁遊び』(げんこうろう)掲載』)

小平次は歌舞伎役者で幽霊役をやっていたが、悪妻の差し金で
浮気相手の左九郎によって、殺されてしまう。
だが小平次は幽霊となって再び二人の前に現れ仕返しをするという話。

怪談としてとても怖いとは思わないけれど、
悪しきものは常にしっぺ返しを食うという意味では王道の悲恋物語であったように思う。



帰りにどら焼きをお土産としてもらって帰った。
「菓子遍路一哲」さんのオリジナルどら焼きだそうで、一つはカステラ様の皮に小豆餡。
もう一つは「黒蒸しどら焼き」という名の、黒ゴマどら焼きの中に抹茶餡が入っている。
黒ゴマの方がわたしは甘さが控えめでおいしく頂けた。

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