スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

普通救命講習

消防署で実施されている「救命講習」。
市内で発行されている広報紙に受講生募集の記載があった。
心肺蘇生、AEDの使い方を教えてくれるとある。
昨今の防災への関心の高まりが私の背中を押してか勢いで申し込みをした。

ある日曜日の朝九時から正午までの三時間。
消防署内の視聴覚室に行くと、十名ほどの老若男女が集まっていた。
もっと少ないかなぁと思っていたのに、ちゃんと危機意識を持って習いにきている人がこれだけいるのだ。立派だと思う。わたしなんてのは好奇心だけがあって、実際やるとなったら尻込みしてしまう方なのだから。



救急隊員による講義のあとに、消防署隊員の補助を交えて実際の訓練を行った。
動画スライドを見ながら、まずは「胸骨圧迫」。
胸骨圧迫というのは、いわゆる心臓マッサージのことで、
呼吸ができなくなり意識を失っている人や、
心臓が悪く呼吸が困難な人に対して行う対処療法だ。

右手の平に左手のひらを重ね、肘をのばした状態で、胸の中心辺りを身体全体で圧迫する。
1秒間に1回くらいの速さで30回連続で行い、
間に人工呼吸を挟んで、再び胸骨圧迫を繰り返す。

腕で押そうとすると疲れてしまうので、全身で押す。
「五センチくらいへこむように」なんて言っていたけど、とても無理だ。
この時、顔色を伺いながら実行するのがベストだ。
次に人工呼吸。左手でおでこを傾け鼻をつまみ、口から息を吹き込む。
この時、気道を床と並行にすることと、胸が膨らむくらい息を吹き込むことが大事だ。
呼気の17%は酸素だというからこれを送り込むことが使命というわけだ。

繰り返すこと十数回。
なんどもやっているうちにさすがに慣れてきたけれど、体力を使う。
それに比べて、AEDの使い方はなんて容易で単純なのだろうか。
赤いバッグを開くと中には本体と電極パットが入っているだけで、
電源を入れると、音声ガイダンスが流れる。
使用者はこのガイダンスに従って、操作をするだけでいいから、非常に便利である。
AEDの使い方


こんな流れでシミュレーションをした。

(1)倒れている人を発見。
(2)周囲の安全を確認。(この時危険な場所であれば移動する)
(3)「大丈夫ですか?」と尋ねる。(三回)
(4)意識がない場合、誰かを呼び、119番通報とAEDを持ってきてもらうように頼む。
(誰もいない場合は自分でまず119番通報する)
(5)腹と胸が動いていないことを確認し(呼吸していない)、胸骨圧迫を開始。
(6)AEDが到着したら、その人に使えるかどうかを確認し、
できるなら胸骨圧迫を続けたままAEDの電源を入れ、準備を整える。
(7)AEDの電極パッドは、心臓を挟むように張り(背中と胸でもよい)
AEDが心電図を測定している間は、身体に触れない。
(8)AEDの音声ガイダンスに従って、ショックが必要な場合はボタンを押す。
(9)ショック実施後、再び胸骨圧迫と人工呼吸を続ける。


救命のガイドラインというのがあるらしく、
五年に一度のタイミングで更新されているという。
今回、実施した講習の内容は2010年版。
大きく変わったところとしては、AEDが全年齢対象となったところだという。
幼児にも使ってよいのだ。
AEDの種類によっては、電極パッドも小児用のものが入っているとか。

救急車が到着するまでは7分必要で、
心室細動が起こると、10分以内に処置をしないと命が危ないという。
そんな場合の心臓マッサージ。
これさえできれば、命がつながるのなら単純で強力な方法だと思う。



最後に救急隊の人は年間数千回の出動のうち7割が軽傷患者という現状を語った。
歩いて病院に行ける人は救急車を利用するのを控えてほしいという。
本当に重症な患者を助けられるようにするためだ。
脳卒中の人は顔が硬直し、目をつむって手を上げられなくなり、
三時間以内に治療をはじめないと危険な状態となる。
心筋梗塞の人は胸が押されるような感覚を覚え、冷汗をかきながら呼吸困難に陥る。
そんな人たちを助けるために、救急車と周囲の人の助けが必要なのだと言った。



Trackback

Trackback URL
http://fivesenses.blog20.fc2.com/tb.php/627-0ff160de

Comment

Comment Form
公開設定

最新の記事
カテゴリー
ブログ内検索
過去ログ
アートイベント