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クラバート

クラバート(オトフリート=プロイスラー著)を読んだ。

読んだきっかけは、宮崎駿先生推薦本としてジブリ美術館で紹介されていたことと、
この本の表紙をみた途端、過去へ引き戻されたような気になったから。

この本は1980年に出版されたものだ。
なんとこの作者、よくみたら、
『大どろぼうホッツェンプロッツ 』の作者ではないか。
ドイツの代表的児童文学の作家である。
ホッツェンプロッツのような愉快で明るい話とは対照的に
クラバートには常に暗くて陰鬱な感じが漂っている。


クラバート

少年クラバートはふたりの少年と旅をしながら物乞いをしながら
生きながらえているが、
ある日、奇妙な水車場に引き寄せられるようにしてたどりつく。

水車場では親方の下、全部で12人の職人が働いていて、
その仕事は決して楽なものではない。
だが寝床と食事がもらえる生活は少年にとって悪くはないので、
何とか暮らしていく。
ここは親方の絶対服従の元働く水車場の仕事という以外に、
魔法の修行をする魔法使いの弟子たちでもあったのだ。

新月の夜にやってくる黒い馬車や、
大晦日に必ず誰かが死んでしまう謎や、
できそこないの職人の謎なんかが、
後半になってくるといよいよ盛り上がって、
少年の行く先―未来に向かって少年は青年となり、
自らの道を歩んでいくところが勇気づけられる物語なのであった。

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