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コンテンポラリーアートオークション

読売新聞の文化面は木曜がアートのテーマだ。
その中にあった記事。

現代アート本格競売時代
国内最大手の美術品オークション会社「シンワアートオークション」が20日、東京・銀座の本社で第1回コンテンポラリーアートオークションを開き、現代アートだけを扱った初の本格的競売として話題を集めた。
アンディー・ウォーホルの版画「Mickey Mouse/Myths]に1億5500万円、奈良美智の絵画「Be Happy V」に1550万円、松井芙由子の日本画に270万円など、29点のうち21点が計2億3490万円で落札。

庶民の私には1点1億5千万のモノを買うという行為が想像できないが、世の中には億万長者というのは思ったよりたくさん居るということを、こういう記事を読んでようやく認識する。

でも、そもそもモノの価値(=値段?)ってどうやってきまるんだろうという疑問が沸く。このオークションの値段は買う人(=消費者)が決めている。買い手がそのモノにそれだけの値段を払う価値があると思ったから、その値段がついたんだろうと想像する。

じゃぁ、その“価値”って何で決まるのか。

最近、読み始めたCNET.JAPANのブログで、井口尊仁さんの「アート資本主義」が面白い。
このブログでは、“アートを市場に乗せること”をコンセプトに、経営やマーケットについて描かれている。

自分の提示する価値観が、そのままマネーに変換されて流通されることほど、エキサイティングなことは無い!といい、ベンチャー企業がシードになる技術とかビジネスコンセプトを元に、株式市場で勝ち抜いていく構造と近似しているという。

なるほどと思ってしまった。ビジネスもアートも同じ考え方…。それは…気がついていなかった…。

「顧客から考えるアート表現。売れる芸術を考えることの意味。」という記事で、『買い手を満足させれば、それは価値がある』と書かれているところがある。
その通り!日本にいる3億円以上の金融資産を所有している約80万人をターゲットに訴えていくという方法もあるのだと、思い知らされた。
もちろん、買い手はそれだけじゃないだろうけど。

「ジミー大西とロングテール論」では、先日あったニュースを取り上げて、モノの価値を考えさせられる意見が書かれていた。
ジミー大西の贋作がネットオークションで16万で落札された。本当なら50万円のところを、16万円ってことは、それは買い手にとって16万円の価値だったってことだ(!)
50万という値段(=価値?)をつけたのは、もしかしたら吉本興業なのかもしれないが、それは適当な値段であって、美術作品に正当な評価とか、価値判断とかそういう決まった尺度がないのだとわかる。

結局のところ、じゃぁその“価値”って何なのだろうかと考えると、その作品をつくった「人」なんだろうと思う。人…「個人」。
ある有名な人が描いたってことで、値段が上がる。価値があると“思われる”。
その作品そのものの原価とはまったく関係のないところに、その価値の比率がとても大きいように思う。それって…製品のプロモーション活動、営業と一緒だ。買い手を満足できる人が居れば、その製品が完璧でなくても、ある顧客が満足すれば売れるのだ。

そして、アートの世界も同じなのね。その「人」が買われているのね。高く買われた事で、その人の価値はまた上がっていく…。

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