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小学生と中学生の間

今シーズンは風邪ひかないなぁ。珍しいこともあるもんだなぁ。
なんて、思っていた矢先に喉が痛み出して熱を出した。
免疫力が低下するとすぐこうなる。
その前は颯太がハライタ菌をどこからか入手してきて、家族全員が腹痛に悩まされた。
今年度最後のPTA広報紙とか、保護者主催の卒業を祝う会で用いるための原稿諸々に追われていた時だったので、とてもつらかった。
気候はいつの間にやら春。卒業式はもう三日後に迫っていた。


受験が終わり、塾通いもなくなって自由になったのに、息子は学校からまっすぐ帰ってくる。
やることがないならと、家事を手伝わせる。
特に嫌がらずやってくれているが、それは本当に他にやることがないからかもしれない。
中学校の教師は、中学一年生が大事ですよ。反抗期が来る前に、いろいろお願いしますよ。と声高に言う。いや、もう反抗期来ている場合はどうしたら?
中学校に行くと、息子はなぜか不機嫌になる。
私が少しでも判断に躊躇しようものなら、なんなんだよ、とすぐ怒る。
そんな肩肘張らなくても大丈夫だって。誰かが攻撃してくるわけじゃないんだから。そう言い返したかったが、口にはしなかった。
彼には余裕がないのだ。恐いのかもしれない。


携帯電話を与えることにした。
進学塾のクラスメイトは皆、すでに持っていたようだったが、颯太は少しも欲しがらなかった。
むしろ、どちらかといえば「要らない」と明言する方で、多分、周囲が持っていれば、その色には染まるものかと考えるあまのじゃくタイプなのだろう。
その辺は私にそっくりだ。
別に欲しがっていないのだから、与える必要もないだろう、と私は考えていたが、パパが「電車通学になるのだから、連絡くらいできないと」と言って、二人は携帯ショップへ行った。
数時間後。
手ぶらで帰ってきたのを見て首をかしげると、意見が合わず買えなかったという。
どうやら、買うとなれば息子はアレコレ選り好みして、高価なものがいいと言いだしたらしい。
今時、携帯電話で高いものを買ってどうする。スマホのがむしろ安い。
でもスマホを与えるほどでもない。連絡を取る手段さえあればいいのだ。
ならば、買わなければいい。
結局、3年前に購入したパパの携帯をそのまま颯太に渡すことにし、新しいアドレスを作ってあげることで合意した。


最近はよく友達から借りた小説をむさぼっている。
どうやらライトノベルのようだが、「誰から借りたの?」と訊くと、F君だという。
よく耳にする名前だ。図書館で借りたいという本があるというので、どこでその本知ったの?と尋ねると、F君の名が出てくる。
そのうち、時々、F君のうちへ遊びに行くようになった。
ある日のこと。
ランドセルを置いて早々、「ねぇ、遊びに行く時、買っていい?」というので、「何を?」と返すと、「飲みモノ」というので、「そんなの、買えばいいじゃん」と呆れた。買い食いをするのもまだ躊躇われるのだ。
小銭をポケットに入れた後、放置してあった携帯電話を手に取ったので、「使うの?」と訊くと、「F君も携帯、買ったらしい」と言って遊びに出かけて行った。

卒業するから、今のうちにメアド交換するのかぁ。
と、私は思った。
自分が小学生の頃には考えられなかったことだ。
こうやって、少しずつ、今時なオトナになっていくのだろうか?

ある夜のこと。
「23日ってさ、何かあるの?」と息子がきいてくるので、「何もないけど?」と答えると、何となく、様子を察して「誰かと約束したいとか?」と聞き返した。
すると息子は「映画、誘われてるんだけど」という。
咄嗟に、相手は女の子か!?という気がした。
この日はもう春休み。卒業式の次の日だ。最後の小学生。これは、まさしくデートの予感!と期待した。
なのに、私の口から出てきたのはこんな質問。
「いいけど、何の映画?」
そんなのは何だっていいだろう、そう思っていたが、中々答えを口にしない息子を急かすように「邦画?洋画?」と更に尋ねる。
「え~、なんだっけな、タイトル…」
「覚えてないの?」
「23日に公開されるやつで、シュガーなんとかってやつ。調べてよ」
早速、検索してあげると、ディズニー映画の『シュガー・ラッシュ』であることがわかった。
なんだ子供映画か、とちょっとがっかりしている自分がいて、相手が女の子だったら、なぜもっとカッコイイ洋画とかにしない!と喉まで出かかった所で、
「で、誰と行くの?」と訊いた。
「F君」
なんだ。おもしろくない。
でも何だか気が抜けた。
その後、しばらくして、友達と最初に観る映画はこれでいいのか?
なんて思いがふつふつと湧いてきて、いや、そんなことに口を出してはいけない。
そういうことをやったらうざい母親だ。
なんて思ったりした。


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