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アジサイ寺

六月に入ってすぐに、紫陽花の開花を心待ちにしていた。
いつもちょっと気が早い私は、少しだけ我慢して、
中旬の日曜に、鎌倉の明月院までアジサイを見に行った。



平日に行けばもう少し穏やかに、マイペースに観賞できたかもしれない
寺院は予想以上の混雑だった。




最初の一枚は寺に入る前の小道で撮影。
中に入ると、青緑一色の同じ「姫アジサイ」が咲き乱れている。



看板には、95%が姫アジサイであることが書かれていた。
梅雨時、美しく優雅な色は平安の人々が心を寄せた色で、
なぜか雨に映える、とある。



梅雨入りの少し前だったせいか、
この日の天気は暑いくらいの快晴。
近頃具合の悪い私は少し歩いただけで体中の血液が逆流しそうなしんどさ。



しかし本堂に入ると、温度がまるで違う。
ただ日陰だというだけで、こんなにも救われるとは。
麦茶とおせんべいをもらって、畳に腰を下ろした。



歩いているだけでアジサイにぶつかってしまうほどの混雑。
人は流れるように歩くわけでもなく、殆どの人が携帯やカメラを片手に撮影していた。
そんな中に、浴衣姿で颯爽と歩いていた女性が通りかかった。
紺色の浴衣の模様がより一層際立って、涼しげだった。



アジサイを抱えたお地蔵さん。
『花想い地蔵』というらしい。
看板にはこんな格好いいことが書かれていた。

“人は誰しもはかない花の想い出の中に生きています。
大切な人との別れ、いとおしい物との別れ、
そんな時、ふと目に止まった花がどんなにか、心を慰めてくれたことでしょうか。”
~いつくしみ深き花地蔵~



六月の雨は紫陽花があって帳消し。
美しすぎるこの花を見ていて、飽きるという事がない。
不思議だ。こんなにも見惚れたことが未だかつてあっただろうか。
そのくらい紫陽花の青には魅せられた一日であった。

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