スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

えのき工場見学

エノキの生産現場を見学した。

自由研究でキノコをモチーフに顕微鏡を覗いたはよかったんだけど
ネタが少ないから何か情報足したいなぁーと考ていたところ、
ああそうだキノコの生産量日本一位の長野に行くならと急に思い立ち、
長野のお義母さんに無理をお願いし、家族三人でキノコ工場に突入したのであった。

案内してくれたのは一農家の方。
見知らぬ人との待ち合わせって目印がないとどの人かしらって困るよね。
キノコでも持って立ってもらうんだった。
親切なおじさんに案内され、到着したのは広大な敷地に横に広がる倉庫地帯。
「夏」は大きな工場しかキノコは栽培していないらしい。
そもそもキノコの何の種類か、このときまでわかってなかった。
社長さんに挨拶し、早速中を覗かせて頂くと…、すごい近代設備。

PO20110812_0007_013.jpg

この「芽」とかかれた部屋ひとつひとつが、
栽培用の空間になっていて、ひとつあたり三万位のえのきが育てられている。
写真は芽出しの初期段階。
培地自体は菌を含んだ状態で「培養センター」というところから運んでくるらしい。
なるほど、種菌は別の場所で行って、ここでは育てるだけなのだ。

PO20110812_0002_013.jpg

約15℃くらいから始まって温度調節をしながら2週間、
育てられたエノキは、こんな風に青い巻紙をかぶせられて
さらにぐんぐん芽を伸ばす。
この青いのは手作業でつけるらしいのだけど、
エノキが曲がらないようにするためなんだって。

PO20110812_0008_013.jpg

成長したエノキを収穫。
社長さんがいきなりエノキを取って見せてくれた。
えぇ!?いいの!?とか思ってたら、
「やっていいよ」ってことで、
培地とエノキを分断する作業をやらせてもらった。
ちょっと力を加えて横に傾けるだけで簡単に折れる。
なんか気持がいい。

PO20110812_0014_013.jpg

その後、大量収穫。
ひとつひとつの大きさは異なるため、重量を図り、
育ちが不足しているものは、再び培養室に戻され、
3℃部屋で成長が調整される。
逆に育ちすぎたものは手で測定し、適当な大きさにしたものを包装。

PO20110812_0018_013.jpg

社長さんに培地の質問などをあれこれしていたら、
「じゃぁ培養センターも見る?」と言ってくれたため、
またも突撃部隊は培養センターまで見学に押し掛けることになった。

車で移動して数分。
粉が舞う倉庫に現れた最初の工程は、苗床の作成部分だった。
原料のこぬか、ふすま、おがくず、コーンの芯の粉末なんかを
コンテナみたいなところに大量に流し込み、混ぜ合わせるのだ。
作業者は厳重マスクをして作業。

ところで“ふすま”ってなんですか?と質問したら見せてくれた。
「こぬか」は米の糠(精米した時に出る皮)で、
「ふすま」は麦の糠のことらしい。

PO20110812_0025_013.jpg

混ぜ合わせた苗床を例のプラスティック製の容器に入れ、
120℃で殺菌したのち、一日8℃部屋で冷やした後、菌液を噴射される。
菌液のある部屋は雑菌が入るといけないので、硝子戸の外側から見学。
どうやらこの菌液はコンタミしないよう細心の注意が払われるため、
この工場外での作業らしい。

PO20110812_0029_013.jpg

15℃で20日間ほどねかすと、
全体が茶色っぽかった培地は、白っぽく変化していく。
大量の棚が積み上げられた培地を見ていくと、
その変化の過程が見た目だけでよくわかった。
最後は上蓋を開け、表面に白く泡のようについている
菌の上澄みを機械で取り除き、完成。

PO20110812_0033_013.jpg

完成した培地は各農家や工場へと運ばれて行く。
センターを案内してくれた職員の人はしきりに
「ひとつ30円ですよ。安いでしょ?大量につくらないと儲からないんですよ」
と汗をかきつつしゃべっていた。
それに働いている従業員は、肉体労働のせいか就職難のせいか、
若者が多い気がした。

帰りがけ、案内してくれたおじさんが車を止めた先で
使い終わった培地の山が置かれている場所を見つけた。
この周辺は発酵したなんともいえない匂いが充満していた。
時間が経ったら肥料として使い回すのだそうだ。

PO20110812_0046_013.jpg

おみやげは大量のエノキ。
生きのいいぷりぷりしたおいしそうなのをもらったにもかかわらず、
炎天下車両の中で長時間すごしたエノキは元気をなくし、
お義母さんからは怒られる羽目となってしまったが、
焼き肉と一緒に焼かれたエノキは、
お腹の中に収まっていったのであった。

スポンサーサイト
最新の記事
カテゴリー
ブログ内検索
過去ログ
アートイベント