会社を辞めてから約1ヵ月後のある日、
雇用保険で失業給付を受けようと思い、ハローワークに行った。
ハローワークに行くとまず「失業認定」という処理が行われる。
いわゆる、失業しましたという報告と、次就職しますよという意志の提出だ。
この雇用保険は、会社を辞めれば誰でももらえるわけではなく、
「就職しようとする意志」や「就職活動の実績」がないと
もらうことができないようになっている。
今回は最初の「説明会」とやらに、出向いたのだった。
私は八潮市というところに住んでいて、管轄の「ハローワーク草加」に行ったのだが、
ものすごい辺鄙な場所にある。
車やバスでしか行けないようなところにありながら、駐車場は狭く、
周囲には一般のお店などはあまりなく、工場団地が続いているようなところなのだ。
そんなこと言っても仕方が無いので、最初の日はバスを乗り継いでいったのだが、
次のバスが、着いた瞬間に行ってしまって30分以上待たされるということを経験してから、
いまは電車+バスで行くことにした。
説明会は100人あまりの人がパイプ椅子に座って、雇用保険の説明を受ける。
老若男女様々だが、平均年齢は高め。
前に立った社会保険士の人が、現在の状況を説明してくれる。
社会保険士「ハローワーク草加は、草加市、八潮市、三郷市の三市を管轄とし、
現在の受給者には、月あたりにして約3億円の受給が行われています。
利用者は現在7000人で、求人募集は月にして約2500件。
有効求人倍率は、4月の時点で0.36です。
これは、10人中6人は仕事がない、という状態を表しています」
この0.36というのは、日本全体の平均、0.46よりも低い。
それだけではない。月に3億円ものお金が風のように飛んでっていると思うと、
恐ろしいな、と思うのだった。
30分くらい、「雇用保険とは」のようなビデオを観た後、
手元の資料で自分のケースはどのようなパターンになるのかなどを確認した。
自己都合で辞めた私の場合、最初の認定日から3ヶ月間はもらえない。
まぁ、これは自己都合で会社を辞めた人の多くはすぐに次の仕事を
見つけるからだろうけれど、私の場合は、いつ安定した仕事が見つかるかは未知だ。
3ヵ月後の認定日に再度、ハローワークを訪れ、3回以上の求職活動を報告する。
その後、認められれば、ようやく受給が始まるのだが、
勤続年数が10年未満の場合は、最大でも90日間しかもらえない。
受給中は、1ヶ月に1回、ハローワークに行って、
月2回以上の求職活動の実施を報告して、失業認定を受けないといけないのだ。
・・・とまぁとても面倒で、きっちりした制度になっている。
認定日に来なかっただけで、受給は止められ、
求人を断ったりしても、受給が止められてしまうという。
受給される場合、金額はその人が最後に就いていた仕事でもらっていたお給料の
1日あたりの賃金の約半額が、1日当たりに受給される額になる。
でも、これも“上限”ってやつがあって、どんなに給料がいい人でも、
もらえる額は上限止まりってことだ。
最初は、「別にもらえても、もらえなくてもどっちでもいいや」くらいの軽い感じで
出向いたのだったが、案外、自分に合った制度だと思い直し、
もらえるようにやってみようか、という気になった。
帰り際、ハローワークの傍のバス亭でバスを待っていたら、
バス待ちの人は何人も居たにも関わらず、
保険のおばさんが私のところにやってきて、話しかけてきた。
おばさん「○○生命という者ですが」
私はとっさに、保険の勧誘か!?と思ったが、違った。
おばさん「生命保険の営業、やってみませんか?」
私「えっ(と青ざめる)」
おばさん「さっき、職業安定所から出てこられましたよね?」
私「えっ、ああ、まぁ、そうですけど…。…ちょっと違うと思います」
おばさん「少しお話とかできますか?」
私「いえ、私には……違うと思うので、すみません」
バスも到着し、その場で断ったが、半ば強引に名刺を渡された。
ハローワークで待ち伏せする、保険の営業レディ。恐るべし!
なぜ私に話しかけてきたか。他にもたくさん人は居たのに?
その日の格好が、スーツパンツに白シャツといういかにも営業スタイルだったからか?
謎である。
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2009.06.26(Fri)20:58 |
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